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2004/3/27

専門店もフリーターの活用を考える時代がきた

 ある調査では働きたい若者の四○%ぐらいが失業しているという結果が出たそうだ。そういう若者がフリーターになってパートで働いているのが実体らしい。したがって能力のある有能な若者も正社員になれなくてフリーターになって働いている。
 僕は「専門店がテナント店でパート店長が多いのは何事か。専門店ならきちんと教育した正社員を店長にするべきだ」と主張してきた。そうしなければ満足な接客をするこが出来ない。専門店としてのこだわりが品揃えや売り方に出せないとしたら中小専門店は生き残れない、と言い続けてきた。
 ところがこの不景気で売り上げの低迷が続き本店といえどもリストラで社員の減少をはからざるを得ない店が多いであろう。
 その結果、ふと気が付くと店には最小限度必要な販売員しか残っていなくて、他はパート販売員でまかなっているのが実状である。売り上げの下がった分だけ販売員も少なくしなければバランスが取れないからだ。
 だがこの状態では有力な立地に新たに出店するような戦略は打てない。もし無理に出店を強行すると全員がパート社員で構成する店になってしまうだろう。
 もちろん働く意欲のないダメなフリーターもいるだろうが、真面目に情熱を持って働くフリーターも大勢いる。そういう人たちをきちんと店長教育や販売員教育をして売り場に立たせることも可能である。
 問題はそうした優秀なフリーターをどうやって選びだすか。またその人たちをどうやって専門店にふさわしい接客技術を身に付けさせるかということである。
 彼等はフルタイムで働くことは出来ないだろうから、働く時間に制限がある。したがって仕事を分割して働いてもらうしかない。それを通して管理するのは本店のトップや担当する幹部の役目だと思う。
 時間的にこま切れで働いているパート販売員に何の教育もしないで売り場に立たせても専門店の場合は仕事が出来ない。これをどう教育するかというノウハウが企業のトップや幹部社員にないといけない。
 売り場のパート販売員にも商品知識や接客応対の勉強をさせる。接客応対も専門店としての技術をきちんと教える。「どうせパート販売員なんだから教育しても仕方がない」という過去の観念を根本から改め「パート販売員といえども素質がある人ならきちんと教えれは優秀な販売員は必ず作れる」と信じ込む必要がある。
 先日もテレビを見ていると「ギャップ」ではパート販売員に教育をしており、その進行具合に応じて時間給をスライドさせているという。
 これからの時代は正社員を長い年月掛けて教育をして育てるよりも、優秀なフリーターをパート社員として採用し、それにプロ社員の教育をして活用する時代ではなかろうか。


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