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2004/2/7

売り上げゼロの日をどうやって切り抜けるか

 都心の人通りの多い街では起きないが、地方の衰退気味の商店街の店では朝店を開けて夜閉めるまで、一円の売り上げも取れない日が起きる。もちろん来店客はいるのだが、希望する商品が無かったりお客のサイズの品が品切れだったりして、結局何も売れなかった一日だったのだ。また大雨や大雪の日だったり、風が強くて寒い日などは来店客数ゼロという日もある。
 「今日は完全なオケラだったな。こんなに不景気じゃ、もうこの店もダメだ」と悲観的な気持ちになるのが店長である。そのくせ売れた日には「この店は日本一良く売れる店だ」と元気になるのだが「売り上げゼロ」を記録した日は気分が滅入る一方だ。
 これは店の品揃えに問題があるのだと思う。高額商品だけを品揃えしている店は、どうしても売れない日が起きるものと覚悟するしかない。大型家具の専門店や紳士スーツ専門店などでは売れたら単価が高いので大きな売り上げにつながるが、一円も売れない日が起きる。
 それを防ぐためには単価の低い日常で消耗品として使うような頻度の高い商品を品揃えしておくしかない。それをしなかったら「売り上げゼロ」の日も起きても仕方あるまい。その意味では、今の店の品揃えの中で「売り上げゼロ」を防ぐ品揃えは何かを考えてみる必要がある。
 また、常日頃から「ゼロの日」が起きないように売り上げをプールしておくのもよかろう。たとえばレジを通さなかった売り上げを封筒に入れて一日保管しておくとか、社員買いの売り上げを「ゼロの日」対策として用意しておき、その日が起きたら早速売り上げに計上するのだ。
 と言うのが、店なんて「売り上げゼロの日」が起きると、心理的に店長以下全販売員が気分的に落ち込んで意欲喪失になるからだ。ひどいところでは掃除する意欲も失い、陳列の模様替えさえも「やりたくない」なんて状態になることもある。
 だから店長は「売り上げゼロ」を防止するための対策を日頃から考えておくべきなのだ。どうしても売り上げがない日であれば、自分の買い物を対策用としてプールしておくくらいの配慮が必要だ。
 しかしこれだけ長期間の不景気が継続すると、お客の買い物頻度が半分以下に減ってしまった。それこそ「何か必要になったときだけ買い物をする」というお客が増えている。それに比較して店舗数が極端に多い。不景気で倒産したり廃業する店が多いが、それでもお客の買い物頻度の減少と比較すると店舗過剰と判断するしかない。
 「一回や二回の売り上げオケラの日があっても、この不景気じゃ驚くことはない」くらいの図太い神経を持っていないといけない。暇な売れない日だから出来る売り場の改装などを手がけるのも一案だ。元気を出して売れる明日に備えることだ。その気分転換術を身につけてほしい。


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