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2003/8/30

中小商店の廃業続き店舗は激減するだろう

2003-08-30  長い不景気から人口一万人から十万人前後の地方都市で、いま異変が起きている。このくらいの規模の都市でも形だけの商店街が存在しているが、その街中で多くの商店の廃業が続いていることだ。
 戦後すぐ開店した店は経営者が七十歳以上の老齢に達し、後継者のいない店で店主が体調を崩すことがあると売れない店を継続することは難しい。そのまま廃業につながるだろう。
 店の業種やサービスが時流に合わず注文が激減したり、いま売れている品揃えがどんなものかを知る努力をする気力を失った店主があまりにも多いのである。
 私は以前から商売人の世界に多数の新参者がなだれ込んでいることを心配していた。雨後の竹の子のように日本全国のあっちこっちに店ができた。仕入れや品揃え、陳列、販促や売り方の勉強をするのではなく、とりあえず自分の好きな商品を店頭に並べて商店がオープンした。それでも品揃えが時流に合っていると商品は飛ぶように売れた。
 しかし不景気で売れない時代がやってくると、それをどう乗り越えて行けばいいのか分からなかった。売上げは好調に売れた頃の半分以下に落ち込み経費が多い店では即座に赤字経営になる。その赤字を借金で穴埋めしながら経営を続けてきた店は、不景気になって十年経過した時点でどうにもならなくなっている。
 そこへ店主の老齢化や後継者不在が重なると、ここらが廃業の潮時だという結論に達したとしても仕方があるまい。今さら借金を増やして売れる立地に移転する気もなく、静かに閉店廃業を決意する店主が大勢いるのである。
 こうなると地方都市の衰退した商店街の三割くらいの店舗が閉店になる事態がやってくる。街は死んだように人通りが途絶え、シャッターを下ろした店が何軒も続く。その段階で商店街は元気を失い崩壊してしまう。
 廃業された店主には悪いのだが多すぎた店舗が閉店して、いま店舗数が調整されているのだと考えることもできる。だが心配は残った店が同じように元気を失うことのないようにしたい。こういう暗い景気の時代は売れないことに迷い、何をどう改善したらいいのかを考える余裕も失い、続いて廃業ということになりかねない。
 郊外に大型の安売りチェーン店が多く出来てどぎつい安売りのちらし広告が街にあふれてもお客がそれで満足するわけではない。やはり店主の好きを商売に生かす専門店がたくさんあってこそ暮らしやすい街ということになるのだ。
 これから街に残ってやっていける中小商店は店主の商売哲学を支持するお客がフアン客として大勢ついている店だ。売り方や品揃えに個性を持ってフアン顧客をキチンと管理することの出来る店だ。廃業された店の残念さを心に刻み元気になって店を続けて行こうではないか。フレー、フレー商店主。


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