専門店の場合、ホームページは店の個性や品揃えの確認に使われるケースが多い。ある女性客の声である。
「買い物に行く店のホームページを見ることは多いわよ。季節の変わり目には毎日のように『新着情報』を開いてみるの。その中でちょっと気になる服があったらチェックしておいて一通り見てからお店へ行って確かめるの。チェックしておいた服の手触りとか生地の風合いやデザインの感じを確かめるのよ。それで気に入ったのがあれば買っちゃうの。
だから『新着情報』を更新してないお店のホームページは、見る気がしなくなるわねぇ」
いまのお客はインターネットを日常の生活の中で活用して、ちらし広告やカタログと同じ感覚でホームページを見ているのだ。
「ホームページも作るには経費も掛かるし、更新するにもまた経費が掛かる。店のホームページは一度作ったがもう半年も放置したままだ。新入荷ごとに更新するなんて、とても出来ないね」と言うお店はホームページの作り方を考え直してみることだ。
専門業者に委託してホームページを更新しているようではいけない。それでは経費倒れになる。店の中にパソコン操作の出来る人材を持ち毎日の仕事として更新しなくてはいけない。そういう技術を持った人を雇う余裕のない店は店主自らが勉強するしかない。
とくに『新着情報』ではその商品の特徴や個性的なデザイン、色や素材などの情報を文章で付け加えることが大切である。その文句に店の品揃えのポリシーが出るのではなかろうか。
ホームページを部分的に更新するにはそれほどの技術はいらない。デジカメでその商品を撮影してホームページに取り込むのも技術的にはたいしたことではないが、撮影となると照明の明るさや照射角度が問題になる。背景の処理も必要であろう。お客によく見てもらうための勉強はいくらか必要だ。
店とお客との連絡には電子メールも使える。しかし男性客はメールをパソコンで見るが、若い女性客はほとんどが携帯電話で見る人が多いことを頭に入れておこう。携帯では写真の付いたメールを送ると嫌がられる。また、メールを通して「新着情報を更新しました」と通知するのでは見てもらえる範囲が狭くなる。
少なくともお客のメールアドレスを二百人程度は持っていないといけないと思う。それを実現するには売り場にパソコンを置き、接客の合間にパソコン情報を発信するくらいの技術をもつべきだ。スイッチを入れたら操作する人が売り場からいなくなるようではいけない。パソコンはお客からも見える場所に置くことだ。
お買い物をされたお客にすぐお礼のメールを発信している店もあるが、そのくらいの使い方が必要だ。これからの専門店はメールやホームページを駆使してお客に呼びかける時代になるものと覚悟しなければいけない。
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