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1着6番ブリリアントロード、2着2番スノーエンデバー。勝ち時計1分48秒1、上がり4ファロン48秒1、3ファロン36秒1...携帯用の短波ラジオから聞こえる軽妙な実況中継。
「なんだ、競馬か」そう思われるだろう、如何にも競馬である。
依然として節操がない道楽虫は、おおよそ半年前に競馬へとその触手を伸ばした。
さて、断っておかねばならぬが、ギャンブルで金を儲けるのは大の苦手である。生来の性分であるから、株は無論、メンズUの周りに乱立するパチンコさえも、おおよそ行った試しがない。しかし、ビッグレースが立て続けに開催される春シーズンを過ぎても、なお毎週末に開かれる馬競争から目が離せない。振り返れば、正月から数えると、なんと100以上の競馬を見てきた勘定になる。
所詮は賭博と言ってしまえば身も蓋もない競馬は、その実、すこぶる奥深い、かつ興味津々なる遊技であり、しかも予想という行為には、冷静な頭脳と併せて洗練された閃き=イマジネイションが不可欠なのである。
そして、その人間コンピュータにインプットするのは、競走馬が持っている実績や血統、気性、さらには競馬場に馬場の状態、また鞍上でむちと手綱を操る騎手の素性までもが欠かせない、と師は唱える。これが面白い。
品位が高いとは言い難いコンビニや駅の売店へ並べられた競馬新聞には、それこそ目クソのように細かな時で必要なすべてが掲載されているのである。その馬がかつて600mを何秒で走っていたか、どのような脚質を得意としてきたか...と。予想屋の印なんぞにくれる眼はいらない。走ること、とにかく先頭でゴール板を駆け抜けることを宿命に生まれてきた競走馬の姿も、魅するに十分なたくましさと流麗な風格をかねそなえている。
厩舎において厳しい調教を受け、わずか2分前後の刹那に持てる能力を全開にするその集中力と精神力たるや、打算と煩悩を持った人間などより、よほど優れているではないか。サラブレッドとは、いと頼もしき動物である。
かくして夏競馬のシーズンとなった。函館競馬場、第11競走「UHB杯」4歳以上オープン、芝1,800m。馬番連勝2番6番、払い戻し¥3,270。的中。
ヴェテラン勢を差し置いて、経験の浅い人気薄の4歳馬が軽ハンデを糧に好位から抜け出し、堂々の1着入線を果たしたレースである。夏競馬は非常に相性が良い。ここ数週間は当たり馬券を握り続けている。師の指導の元に、あらゆるデータを活用する手段も覚えてきた。秋からのG1競走が今からおおいに楽しみなのである。
収支の如何?。はっは、競馬で儲かる道理がどこにあろうや...とほほ。金返せ!>JRA。
* 夏競馬 *