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ふじた読本
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[連載]アパレルレポート
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フリーペーパー「わ」
 「この通りに、こんな店があったんですねえ」中通り商店街の角に店を営んで、すでに半世紀以上が経過しているメンズUに来られ、そんなお話しをされる方が目立つようになった。ここ数年のことだ。

 五十年配のその夫婦は、2年前に広島の近郊から駅前立地のマンションに入居された。暮らしの導線はもっぱら広島向き。岩国市内で買い物をなさるのは、日用品と日々の食品だけで、駅前の商店街など立ち寄ったことさえ無かったという。

 なるほど、近年の商店街は衰退も著しく、他地域から転居して来られてもわざわざ足を運ぶ理由が無いということか。たしかに暮らしのリズムを変え、新たな馴染みの店をつくって行くには、長い時間とエネルギーが必要だ。たとえば床屋を変えるのは難儀な事にちがいない。

 アイビーブームの当時とは比べるべくも無いが、商店街の寂れる度合いに比例して、メンズUへ来られるお客様も少なくなった。新たなお客様に出合うチャンスも商店街の集客力に頼っていたのでは、大きな期待はできない。

 そこで考えたのが、お店の自己PRをするフリーペーパー(無料新聞)である。「ここに我が店あり」と礼を尽くしてお知らせに参上しようと企てたのだった。新聞折り込みの集合広告ではなく、店を営む主のひととなりを描き、まずは知っていただく事から始めようという次第。

 駅前の店主らに声をかけ出版費用の算段を始めたところ、思わぬところで商店街の活性化事業として試みようと話しが膨らんだ。地域に住まう方々へのアンケート調査を行い、駅前の魅力をソフト面で再開発しよういう狙いである。

 こうしてフリーペーパーの出版が現実味をおびてきた。地域のコミュニティを創る意味合いを込めて、新聞は「わ」と命名。ただいま書ける編集スタッフを集めて準備中。初回発行は10月〜11月。乞うご期待!

(メンズUでも店頭配布する予定です。お楽しみに!)


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